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東京大学

東京大学新図書館計画

ARTICLE

石田英敬副館長に聞く 新図書館計画

図書館前広場で起きていること

図書館前の発掘現場というか、建設現場を歩いていると、
「なんの為に掘ってるんだろうね?」
という声がたびたび聞こえてきます。
そこでは、何が起きようとしているのでしょうか。

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石田

東京大学は今「新図書館計画」を進めています。
総合図書館の前、そこを図書館前広場と呼ぶとすると、
その広場の地下40mの空間を掘り進めて、
これは深層地下という非常に深い、
建築技術的にもチャレンジングな工法なんだけど、
地下を掘って一番深いところに、自動化書庫を建設します。
自動化書庫っていうのはどういうものかというと、
原理的には立体駐車場を考えてもらえばいいんだけど、
立体駐車場の車の代わりに
書籍を収めたケースが配置されていて、
その取り出したい本を入力すると、
ロボットが探して3分以内に本の入っているケースを
探して取り出してくるっていうシステムです。
世界的にも様々な大学あるいは一般の図書館で
建設されてきているものです。
そのように300万冊程度を収納可能な自動化書庫を、
地下の一番深い部分に作ります。

そして、その一番上のつまり地表に近い部分に、
ライブラリープラザ(仮称)というフロアを作ります。
今工事中なので取り外してしまいましたけど、
図書館前広場には噴水があって、
噴水は水を光に置き換えて
元の位置に甦ることになっているのですが、
そこを中心として地下の部分に、新しい空間が出現します。

img01

 

これは一般にはラーニング・コモンズ1と呼ばれている、
今の特に大学の図書館で世界的に一般化しつつあるものです。
従来図書館というのは静かに本を読む
ということがその活動の中心でした。
今、アクティブ・ラーニング2という言葉が
大学教育ではテーマになっています。
様々な自主的な活動、みんなが相談したりだとかですね、
それから研究会をしたりとか、
さまざまなプレゼンの練習をしたりとか、
教育を受けることの準備をしていくという、
そういう多目的な活動をサポートできるようなフロアを作る
というのが地下1階部分の建設計画です。

これが図書館前広場で行われている
第一期工事ということなんですね。
一応2017年度末を竣工予定というふうにしています。

総合図書館の改修

第1期の計画として図書館前広場で工事が行われていますが、
今の総合図書館はどうなるのでしょうか。

石田

今の工事は第一期工事ということで今説明したとおりの
2017年竣工を目指した工事に入りました。
この工事の目処が立ってくるに連れてですね、
次に第2期工事を予定しています。
総合図書館は内田祥三3先生、後に総長となる方なんですけど、
その方が設計しました。
安田講堂も内田先生が設計したものです。
総合図書館は竣工後85年を迎えていて、相当傷みがあって、
それでそろそろ全面的に修復する必要がある。
そういう時期に、差し掛かっているんです。
それでもちろん歴史的な価値が非常に高いものなので、
外観であるとか、建物の基本構造だとかは完全に保存し、
歴史的に価値のある空間は復元してもとに戻すとか、
そうした改修計画をきちんとゾーニングして、
それで本格的に補修というか改造工事を
総合図書館について行うのを、
第2期工事として考えています。
2019年ぐらいの完成を目指して計画を進めています。

新たに自動化書庫が建設されることで、
総合図書館の書庫に収蔵されている書籍が移動し、
スペースが空くことになると思います。
本館のフロアプランについてお聞きしたいです。

石田

自動化書庫というのはロボットしか入れない。
ロボットが書籍を運用しているというシステムなんです。
つまり、そこは人が本を見に行ったりすることが出来ない。
そういうところに大量の本が収蔵されることになるんです。
今現在は、中央の大階段の裏側というかな、
その空間が書庫になっています。

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総合図書館が完成した当初は
今のような開架の書架はなかったので、
閲覧者はまず3階まで登って、
そこの大きなカウンターにいる司書の人に頼んで
書庫にある本を取って来てもらうことになっていた。
閲覧者は本を受け取って、3階の閲覧室に行く。
それが基本的なこの図書館での本の閲覧行動の動線でした。
ということで昔は閲覧者は基本的に書庫に入れなかったですし
本を借りて家で読むということも出来なかった。
その後、少し運用の仕方を変えて、
書庫の書籍を受け取るカウンターを1階に移しました。

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建物の使い方が最初のコンセプトから歴史的に変化したのが
現在の姿なんだけれども、
今回300万冊の自動化書庫ができると、
書物のリザーブと読書と、
それからブラウジング(どういう本を読もうかと探す行為)が
また新しく定義され直すようになって、
現在書庫と呼んでいる部分、
本来閉架であることが基本であった部分、
これも開架扱いにすることになりました。
ですので、書庫の基本構造は変えませんけれども、
もともとは職員が探しに行く空間だった書庫を再定義して、
その部分は基本的に開架という、誰でも入れる、
自分で探しに行くことができる、
オープンな空間にしていこうということを考えています。
つまりオープンとクローズドの関係が
1つずつズレていくっていうことになって、
いちばんクローズドな300万冊の自動化書庫ができるので、
いままでセミクローズドであった書庫部分をオープンにして、
そしていま開架の部分も
セレクションを強めた上で
ブラウジングしやすい配置にしようと考えています。
1つずつ変えていくという形ですね。

図書館は何をするところか。 遠心化と求心化

本の扱いや閲覧者の動線についてお話いただきました。
総合図書館は今まで、本を閲覧して勉強する
という機能に特化してきましたが、
今回の改修ではその機能のところを変えるのか、
それとも変えないのかについて
お話をお聞かせいただきたいです。

石田

歴史的に、この総合図書館が出来た頃を考えると、
本の使い方についてわりとリジットな、
硬いフォーマットがあったように思います。
本は目録を探して人が取り出してくれて、
だから昔はブラウジングが出来なかったわけだよね。
そして、ずらっと並んでいる閲覧席。
今もそうだけど、
3階の閲覧席にずらっとならんで本を読んで勉強する。

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で、勉強して、ノートをとって、帰るときに本を返却して、
最初は貸出もできなかった。
それで歴史文書を読むと、試験の季節とかが近づくと、
図書館の周りに学生が並んで、
席を待っていた、というすごく集団行動的で
均質な活動という形で本を使うことが
基本形であった時代があって、
その後だんだん本の使い方、
および本に対する関係っていうのが
多様化してくるわけじゃないですか。
そういう中で、図書館っていうものが
本とどんな関係を用意しておくべきかということが
時代に応じてどんどん変化して、
多様化しているわけだよね。
だから試験のために勉強して、本を読んで帰るっていう
基本形の人もいるかもしれないけれども、
本を借りにだけ来るっていう人もいるし、
それから本はいらないけれど、勉強だけしに来る人もいるし、
デスクトップパソコンを使おうと来る人もいる。
なにより今の課題は、
電子書籍っていうものがどんどん発達してきているので、
そういうものをどういう風に閲覧行動の中に組み込むか
という問題も出てきている。

 

図書館は、だからこういう風に思って欲しいんです。
図書館の仕事はリアルな図書館の空間で
完結しているわけではなくて、
図書館は電子ジャーナルも扱っているのですけれど、
その面では人々が図書館に来ないで済むようにしている
っていう活動も図書館のバーチャルな活動なんです。
ちょっとパラドクシカルな言い方をすると、図書館システムは
なるべく学生、あるいは研究者が
来ないで済むようにしているっていうことが
図書館の活動の一方の重要な側面なんです。
これは非常に重要な活動で、
目に見えないから
みんな図書館はいらないんじゃないかって
考えがちだと思うんだけど、
実は図書館の活動がそれを可能にしているんですね。
だからなるべく、
みなさんが図書館に来なくて済むようにするっていうのが、
これを「遠心化のベクトル」と呼んでますけれど、
図書館の大きな仕事なんです。
今ではそれがかなり実現して、
例えば理科の研究者は
基本的に図書館に来なくなりましたね。
電子ジャーナルで仕事ができるのでね。
そういう意味で言えば、
理科系の研究者だけではなくて、
これからもっと文科系の研究者あるいは学生にしても
図書館に来なくて済むようにするっていうのが、
図書館の一方の非常に重要な活動なんです。

 

他方、図書館に来たからには
自分のニーズに答えるようなサービスを受けられる。
図書館でなければ出来ないこととか、
図書館で研究したり、図書館で勉強することが
もっている価値っていうものをどんどん高めていく。
こっちは「求心化のベクトル」と呼んでますけど、
リアルな空間としての図書館というものの姿をよく見極めて、
バーチャルな図書館とリアルな図書館とを
同時に深めていくというのが、
これからの図書館に課せられている
重要なミッションなんです。
だから、我々の計画では
「ハイブリッド図書館」を実現することを
目標に掲げているわけだけど、
それはリアルとバーチャルのいいところを
進化させようというのが、今回の計画の大きな柱なんです。

図書館が「学び」を加速するために

求心化のためには、
ライブラリープラザなどに
何か工夫を導入することになると思います。
どんな工夫を考えていますか。

石田

夢の部分と現実の部分があって、
こういうことができるはずだよっていう夢もあるけれど、
他方で2017年までに現実にどこまでやってくれんのと、
あのときあんな夢の様なことを語っていたけれども、
現実にはできてないじゃないかって後で言われると思うので、
その二つを分けてお話します。

まず夢の部分から語ると、
今の情報社会の問題というのは、
あるいは知識の問題というのは、
情報が足りなくて知識が育たないわけじゃないんです。
そうじゃなくて、情報が多すぎて、
確かな知識に到達するためのフィルタリングが追いつかない。
そうしたものを取り出すことが難しくなっているんです。
だから情報をむしろ捨てることが、作業効率を上げる。
もちろん巨大な情報を扱うということは重要だけど、
同時にフィルタをかけて、情報を構造化しなければならない。

東大は世界的に見ても巨大な大学で、
大学の構成員それぞれが、
知の中の自分のポジショニングに応じて情報を出している。
つまり構造化された知識によって結びついた
頭脳集団だっていうことなんだよね。
構造化された知識を通してマスの情報を扱えば、
原理的にはそれだけ効率があがるわけ。
だから、そういうような仕組みを使える環境というものを、
まだ抽象的だけど、作ろうとしていると。

具体的には、一定のルールの中でしか活用できない知識情報は
当然どの時代にもあるので、
学内でそうしたものを使えるような
知的支援のシステムというものを
図書館が入口となって実現していくべきだっていうのが、
発想なんだよね。

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具体的にどういうものかというと、
例えばライブラリープラザで勉強することと、
自宅で勉強することで
どれだけの差が出てくるだろうかと考えてみる。
面白い知識を生み出すために、
一番重要なのはもちろんヒトです。
人が一緒に作業できるという環境を
設計することがまず第一に重要。
同時に、大学の中だからこそ使える
知識ネットワークというものがあるといい。

例えばだけど、
今日はこういうテーマについて、
ライブラリープラザに行って5人で勉強会をしようと。
自分はこういう本が必要だと思うし、
勉強会の題材にしようとなったときに、
従来形ではそこで必要な本を持ってくるか、
借り出すか買うかわかんないけど、
それらのフィジカルな紙の本の中でストップするわけだ。
意識の流れがね。
電子化された情報がそれを取り囲んでいるとすると、
実はその本を読んだということは
次はこんな本も読んだほうがいいんじゃないかとか、
その本を使っている東大の授業はこれだよ、
というようにレコメンドしてくれるっていう
システムを作ろうと考えています。
そのために、例えば一つ一つの授業のシラバスに
もっと精密な書誌情報を振りたいと思っています。
そうすると、書誌情報を通して、
大学の教育情報が構造化されて、
図書館ではそれを活用することができるようになる。
そして、この本と関係があるのは
こういう授業だとか研究テーマで、
この先生とかこの学科の文献リストと関連している
というようにレコメンドされる。
大学ならではの信頼できる知識情報を使って、
読書会をサポートしてくれる。
これはぜひ実現したいと思っているのね。
そうなればみなさんの勉強の能率が高まって、
もっと効果的に学習できるようになるはずだ、と。
いつまでに本当にそうなるかは、わからないけれど、
理念的にはそうだし、企業ではわりと行われています。
エキスパートシステム4とかね。

求心化のための工夫ということでしたが
ウェブ上のサービスのように聞こえます。
リアルな図書館にはどのようにして落としこむのでしょうか。

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石田

例えば、図書館の本にICタグをふって、
書架にあるリアルの本をネットと結びつける、
その場合、つまりこの紙の本が電子端末になるんだよね。

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端末として、他の本にiPadなんかを通じてガイドする、
そういうふうにバーチャルな知識ネットワークと接続して
使うことができるようになる。
この一連の計画を
「デジタル・フォレスト(図書館を本の森にする計画)」
と呼んでいて、
森とのアナロジーで語ると、
森と同じように、「本の森」にも
深い森と、それから人里に近い森とか林とか、
グラデーションがあるわけだ。
だから、ライブラリープラザにおいておく本には、
例えば全部にICタグをふって、
人里に近いところに植えてある、
誰もが利用する樹、みたいにして、
そこからアクセスしていって。
もっと、森の奥深くに行って、
より原始の世界に近い樹木たちがいて、というように
樹木たちの専門性の「濃さ」が奥に行けば行くほど、
濃くなっていく、深い森にはいっていくという、
カテゴリー化ができるはず。
そうするためにしっかりと紙の本を、
電子情報に結びつけてあげることで、
知の森に敷かれた「森の道」の整備が進んでいって、
それに応じて人々の閲覧行動や、
読書をサポートしてくという未来形が
見えてくると思うんです。
そういうものを段階的に実現したいと
思っているわけです。

ボトムアップの知の再編を期待する

いままでのお話は、熟練した研究者の頭のなかを、
道筋としてみんなに見せるということを目指していて、
先ほどの森のガイドという例えが
とてもわかりやすかったのですけれど、
一方で石田先生のお話の中で
読書行動と本のあり方がリンクしている
ということがあって、
それが電子化とか、メディアの種類が増える、
他の人と一緒に本を読むということが想定されている中で、
人と本、あるいは知識との関係が変わっていくのかどうか、
ということについてはどうお考えでしょうか。

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石田

教師が考えると、ガイドしてやろうっていうふうに、
どうしてもトップダウンで考えがちなんだよね。
ライブラリープラザは、
学部や大学院修士課程の学生が利用することを想定していて、
大学の知のネットワークの中でボトムの位置を持っている。
そういう人たちのための空間が出現するっていうことは、
ボトムアップの知識ネットワークの形成を促す意味がある。
学生たちが自分たちで勉強し、自分たちで発信するっていう、
そういうような場所を想定しているわけだ。

知識ネットワークのツリーでいうと
いちばんボトムのところに位置づいていて、
そこで単に今まで以上の知識情報を
受けるだけというのだけでは
パッシブ(受け身)すぎるんじゃないか、
ということがあるんだよね。
自分たちが情報ネットワークの
まさにノードになっているということは、
知識の流れを自分たちでオーガナイズするっていう、
ボトムアップの動きを作ることで、
学生たちがいろんな活動を情報化して、
知識化していく行動も
起こしていける可能性があると思う。
勉強会から、知のプラットフォームみたいのを作って、
こんな新しいイノベーション出来るんじゃないかとかさ、
そういう動きも出てきてほしいと思っているし、
既成の知の枠組みを揺るがすような
可能性があると思っています。

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そこは学生さんたちの自主行動に
任せられてると思うんですけどね。
だからサービスを受けるっていう消費者視点ではなくて、
新しいものをつくるっていう、
知のアクターとしての学生像、
閲覧者像っていうのを追求して欲しいですね。

それから2階の一部にメディアラボというのを
作ろうとしていて、
そこでは自分自身の本を作ることができる。
あるいは本である必要はなくて、
いろんなコンテンツにメタデータを付けて、
それをある種のビデオブックにしたりだとか、
自分たちの知識メディアを作ることができる。
だから例えば、勉強会の記録をとって編集しておけば、
ある知識コンテンツになるわけだ。
それをパブリッシュするだとか、
いろんなことが可能になるし、
それについてはいろんな面白い発明が起きると思っています。

 新図書館計画は大学組織の問題でもある

今までのところは、
主に総合図書館を想定したお話だったと思うのですが、
「新図書館計画」という名称は
本郷にフォーカスしたものではないですよね。
建設・改修計画を超えてどう広がっていくのでしょうか。

石田

新図書館計画は図書館だけに関わる計画ではない、
ということがまず一つ。
それから図書館計画と言っても、
なかんずく本郷キャンパス固有の
プロジェクトではないっていうことです。
まず東大は構造的に部局分散型の力が強くはたらく
組織になっていて、ひとつの総合大学になりきれてないと、
いろんなところで指摘されているんです。
とりわけ附属図書館は現状35の図書館・図書室が、
学内部局に分散していて、ばらばらだと言われているんです。
それはかなりの程度事実なんです。
で、この際、そういうことで本当にいいのか
ということをあらためて問題にしたい。

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まず新図書館計画は、筋としては、
大学全体の全学事業なんです。
つまり図書館のみのプロジェクトじゃないんです。
東京大学として進めているプロジェクトなので、
東京大学として、新図書館計画が
まずはこれからの大学図書館組織の大がかりな整備を
結果としてもたらさなくてはならないし、
あるいは図書館を超えた全学的な知識基盤の整備
という結果をもたらさないといけないんです。
まず、附属図書館システムの方からいうと、
学内に図書館・図書室が35あって、
それでバラバラだからなんにもできません、
というようなこれまでのあり方を変える
チャンスだと思うんだよ。
もちろんいろいろ難しいことがあると思うけれど。
理念的には、東大が国立大学から
国立大学法人に移行した2004年に、
附属図書館はこれからは
「共働する一つのシステム」になろうという
理念を掲げて約束をしているんです。
ところがそれが十分実現されたかどうか定かでない。
だから、この計画を起爆剤にして、
本当に
「共働する一つのシステム」にするべきだと思っています。
まずは、実現可能なところからやらなくてはいけないので、
少なくとも情報基盤としては
1つのシステムとして動くようにしなくてはいけない。
電子ジャーナルのように、
1つのシステムとして動き始めているものもあるので、
電子図書館として1つのシステムとして動く
ということが次にやるべきことで、
それは手の届くところにあると思います。

他方で、そうなってきたときに、
35ある図書館・図書室が
1つのネットワークの中で共働するシステムとして
本当に実現し得たときに、
僕の考えでは、35も組織があることが
ウィークポイントではなく、力になるんだと思う。
大学の中でひとつひとつの部局や
部局よりさらにサブの学科とか、
そういうところに35の支店をもっている、
そんなサービス機関は
学内には附属図書館をおいて他にないんです。
だから、この分散するネットワークの力を
附属図書館という組織の強みにしたいと思っているんですね。
それを僕はひそかに「知のコンビニ計画」と呼んでいます。
附属図書館は「知のコンビニ」になるべきだと。
ちょっとそういう言い方をすると図書館の人は
「俺達はコンビニじゃない」と言うかもしれないけれど。
つまりネットワーク化されているということは、
リアルタイムに情報が動くということで、
いろんなサービスを別の拠点からも提供できる。
日本のコンビニが成功しているのは、そういうこと。
つまりネットワーク化されたロジスティクスの力なんだよね。
図書館もネットワーク化して、
どこのサービス拠点にいっても、
全学のサービスを受けられる知のロジスティクスの拠点に
生まれ変わらせられたらいいなと僕は考えているんです。
そのときに、知識サービスっていうのは、
単に書籍情報だけがサービスなのか、ということがあるわけ。

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東大は今、
大規模な「総合的な教育改革」に取り組んでいます。
それから学事暦も来年度(2015年度)から変わります。
4クウォーター制に移行するわけだ。
そうすると、学生の人たちは今まで以上に、
自分が何を履修するのかということとか、
どんな履修メニューを作るかっていうことについて
以上にいろんな情報を集めなければならなくなる。
今まではある種、統一フォーマットで動いてて、
あなたはこういうことを勉強しなさいということが
自然に決められていたんだけれど、
これからは自分でメニューを考えて、
これをやると次はこうなって、
自分は結局どういうことができるようになるのか、
という情報を取って、選択行動していかないと、
面白いことが出来ないということになる。
それから総長の濱田さんが考えているように、
あるとき休学して、どっかで自分でボランティアしたりして、
自分自身の固有の達成を作ってまた大学に戻ってこようとか、
そういうふうに主体的に自分自身の学び
というものを設計しないとダメなわけでしょう。
そうしたときに、大学における科目履修とか、
学生の自己形成に対して
いろんなサポートを大学が出そうとした時に、
履修については教務課に行きましょうとか、
本については図書館に行きましょうとか、
それから、休学してどっかにボランティアで出ようとした時に
何とか教育センターに行きましょう、だとか、
そういうふうにバラバラの窓口だったら、
学生たちがまともな情報が取れない可能性がすごく高い。
東大生たちには、そこに行くとあらゆる情報が取れる場所が、
学内に整備されている必要があって、
それの受け皿になり得る組織というのは、
35ある附属図書館なんだっていうのが、
僕の「知のコンビニ計画」の狙いなんです。
だから、図書館は図書館でありつつも、
学内のその他の知識情報というものを
結びつけているノードであると。
そこに行くと、
あらゆる知識情報にアクセスできる場所に
ならなければいけない、と。
そんな多目的なサービスのノードが学内の至る所にないと、
それこそ知の活性化にならない。
そういうものに図書館は
生まれ変わるべきだと言ってるわけですが、
さてどうなるかなあ。(笑)
大学の責任者たちは、それはいい考えだねと、
アイディアについてはみんな説得されるのだけど、
ほんとにそれやってくれるのかなと、誰がやるんだ、と。
まだ信じてもらっていないように思う。
でも、それができないと、
今大学がやっている教育改革は
絵に描いた餅になってしまう。

インフラがない所でああいうことやろう、
こういうことをやろうといってもうまくいかないので、
知のインフラをちゃんと作らないといけません。
つまり知にはロジスティクスが必要なんです。
世界の有力大学と競争するのであれば、
研究とか、教育のための
知のロジスティクスをきちんとやらないことでは、
世界の競争に勝てないので、
ちゃんとしたロジスティクスの基盤として
図書館組織を生まれ変わらせる。
もうそのときには、
ある意味で、図書館は
今までの図書館ではなくなるのかもしれないけどね。
35の拠点を結びつけて、
強力な知識サービス基盤を作りたいというのが、
大学の「知の基盤整備」というものです。

ロジスティクスなき戦いは敗北する

新図書館計画を進める中で、
「デジタル・フォレスト」も、
「知のコンビニ化計画」も、
ロジスティクスという言葉がポイントのように思います。
石田先生は「ロジスティクス」に
どんな思いを込めているのでしょうか。

石田

「知のロジスティクス」というのを、
僕はキーワードにしているんだけど、
いまの大学は世界的なコンペティションをやっているわけだ。
ランキング何位だったっていうようなことに、
一喜一憂している。
それ自身がいいことかどうかは別としてさ、
ある種総力戦の時代なわけなんだよ。
あんまり物騒な軍事メタファーで語るのは良くないんだけど。
やっぱり、日本の組織の戦い方の悪いところは、
ロジスティクスが出来ないってことなんだ。
ロジスティクスなき戦いは敗北するっていうことを
歴史は証明しているわけで、
ロジスティクスをきちんとやれるように
大学の知識基盤を整備しないと、
世界では勝てないし、
まともなことが出来ないということなんだよね。

アジア研究図書館をつくる意義

世界の大学との競争を意識しながら、
大学内の「知のロジスティクス」の要として、
図書館を位置づけ直すということが
「新図書館計画」だと理解しました。
その中で本館4階に設置される
「アジア研究図書館」はどのような位置づけなのでしょうか。

石田

東京大学は「IARU(国際研究型大学連合)」5
っていうものに入っているんだけれど。
それらはお互いに肩を並べているというか、
背を比べてみようという意思をもっているんだよね。
お互いに比べ合う時代になったわけさ、世界の大学は。
そこで、図書館長会議っていうのが、
2年前から制度化されています。
そうすると、図書館といえどもそれぞれの顔立ちが必要。
あなたの大学の図書館は何やっているのかわからない
というんじゃ国際的なプレゼンスがないんだ。
オックスフォードとケンブリッジなどの
世界の有力大学との間で特徴づけするとなると、
やはり日本だと、特徴となるのはアジアだろうと。

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アジア関連の学科だとか専攻とかそういうものは、
東大にはたくさんはないかもしれないけれど、
しかし、そういう研究をしている研究者は、
ヨーロッパとかの大学に比べて圧倒的にたくさんいます。
それを結びつけて、連携させようっていう、
ASNET6っていうバーチャル組織が、
10年ほど前から始まってまして、
そのネットワークに形を与える形で、
東大図書館の特徴付けをしようというのが、
アジア研究図書館の発想なんです。
アジア関係の資料とか、それから書籍も
価値のある物を持っているし、
そうしたもののまとまりを形成することで
東大図書館の書籍コレクションの特徴にして、
「顔立ち」にしようと。
もちろん、別に図書館に全部集めるというんじゃなくて、
東洋文化研究所は東洋文化研究所であるし、
文学部も文学部であるし、
ただそれらを連携してコレクションを形成していこう
ということでやろうとしているんです。

石田教授はなぜ副館長になったのか

今までのお話で、新図書館計画のあらましが
見えてきたかと思います。
ここで、少し話題を変えて、
新図書館計画を牽引されている石田先生が
なぜ図書館改革を推進する立場になったのかについて
お聞きしたいと思います。
やはり石田先生のご専門と関係があるのでしょうか。

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石田

そうですね。
僕は博士論文では、
「世界のすべては美学か経済学に帰着する。」
と言ったマラルメ7という詩人について研究していたんです。
19世紀末のビッグネームなんだけど、
その人はフランス人で、
フランスの大学で研究して
博士号を取ったっていうのが、
研究者としての出発点なんです。
そのマラルメという詩人は、
20世紀の直前に表れる詩人なんだけれども、
本っていうものについての
ある種の形而上学を考えていた人なんです。
「この世のすべては一冊の美しい書物に
到達するために存在している。」
という、有名な言葉を残している人なんだけれど。
だから書物論なんかには必ず出てくる人です。
書物の時代がラジオやテレビといった
電波を介したメディアの時代に変容しつつある時期に登場する
最後の「本」の人というのが、マラルメの位置どりなんだ。
マラルメの研究をやった後は、
「現代思想」みたいなことも
もちろんやっているんですけれど、
メディア論にすぐ口出しが出来るテーマを研究していました。
石田メディア論はマラルメを
トランスレートしたメディア論なので、
だから、文学研究から
メディア研究にシフトするっていうのは
比較的容易にできたわけです。
マラルメを勉強していれば、
メディア論はできるし、ということで、
まずはメディア論に転換したんです。
マラルメ研究からメディア論へと転換すると、
メディアでこういうことが起こっている
っていうことが分かるわけだし、
いまの世界はどんなふうなシンボリックな力で
動いているのかって言うことも分かる。
だから、そういうのをやって、
僕は駒場の先生でそういうことをやっていたんだけれど、
情報を研究する新しい大学院をつくらないか
という話が持ち上がり、
1999年に準備委員会を作ったんだけれど、
それで現在総長の濱田さんだとかと一緒に、
情報研究のいろいろな分野で活躍している人達が
集まって作ったのが現在の情報学環8です。
それで、情報の問題についてやろうということで、
自分の研究分野から何を使えば転換できるか
ということをそのとき考えたわけだ。

次に情報の問題を扱うのには、
自分の研究からは記号論を扱うと情報という問題の中で
独自の領域を起こせるというふうに考えた。
記号論っていうのはなにかっていうと、
ライプニッツ9が始めたもので、
コンピュータにつながっていく思想系譜なんです。
そこを補助線にすればこの情報という問題の中に入れて、
それでやっていくと、
人がやっていないフィールドが見えるだろう、と考えた。
研究者というのは、そういうふうに経験を積んで
段々と領域を開拓していくわけだ。
だから情報記号論というのをやって、
組織の責任者として情報学環長までやって、
こんどは、なかば偶然なんだけど
図書館という本の問題をやるという、
また違う課題を受け取ったので、
今まで蓄えてきた知識を使って、
今の時点で本の問題に、
自分自身でどのような新しい学問的な動きを
起こせるかどうか、現在は考えているわけだよね。

つながっているんですね。最初の研究から。

石田

そうそう。そうじゃなかったら面白く無いじゃない。
分裂していたら、
自分の研究とぜんぜん違うことをやっていたら
こういう仕事は面白く無いでしょう。

20140418-010

例えば現在の世界では、最初は製鉄業の会社であったとしても
いつも鉄を作っていただけでは生きていけないから、
いろいろな新しい領域を開拓していくよね。
僕みたいな、学者もね、それとやや似ていて、
ずっとフランス文学ばかりやっていたんでは、
生きていけないと思う。
あるとき転換しなければいけないんだよ。
知において創造するためには。
羊羹をひたすら作り続けて、
美味しい羊羹を作り続けていくっていうね、
老舗っていうそういうサバイバルゲームもあるのだろうけど、
それも1つの考え方だけどね。
だけど、鉄を作っていた企業は、
次は情報産業やバイオ産業に進出するわけで。
それと同じで学者も10年ずつぐらいで、
やっぱり業種転換してくっていうことができないと、
本当の学者じゃないぞと、僕個人は思っているのね。
学者っていうのは単に好きなことを
勉強しているだけじゃなくて、
世界が今どうなっているかって言うことを
捉えて考え続けている人間なので。
鉄を作っていても、
鉄を作るためだけの技術を革新しているわけではなくて、
いろんな要素技術が生まれてくるわけだ。
その要素技術は別のものを作るときに転用すると、
新しい産業を起こすことが出来て、
それによってまた新しい要素技術ができていって、
イノベーションが起こって、
それで更に転換する。
そういうふうになっているわけでしょ。
学者も歳を取っていくごとに、
いろんな要素技術が自分の中に集まっていくので、
例えばあなたは情報のことを
やりなさいということになったときに、
自分の手持ちの要素技術のどれを使うと、
それに参入できるかっていうことが見えてくるわけ。
そのように現実の世界の課題と向き合って、
新しい知のテーマに挑戦していくのも
1つの学者のあり方だと僕は思っているわけです。

東大生の「転換」

東大生にも転換が求められています。
石田先生はどう捉えていらっしゃいますか。

石田

昔の学生をみたら、みんな手ぬぐいをぶら下げて、
制服を着て、それで番号札を受け取って、
席をあてがわれて、それで勉強するわけでしょ。
ものの本によると、
昔の東大法学部の講義というのは、
先生がひたすらノートを読んで、
学生はそれをひたすらノートとっていた、
ということだったようです。
試験になるとそれがそのまま出る。
なので、試験に出ることを勉強して、
図書館に行ってノートをひたすら整備して、
で、模範解答通りのことを答案に書くという、
そういうことだったらしい。
ちょっとカリカチュアかもしれないけどね。
つまり、判で押したようなオーソドックスな学説を
学生がリピートするというのが
法学部の教育だったということらしい。
他方京都大学では、課題図書みたいのがあって、
そこから自分で読んで、それを書けということになっていて、
2つはぜんぜん違うパラダイムだったということらしいんだ。
東大はどちらかというと、
非常に優等生タイプの教育を法学部はしてきたらしく、
そうやって優秀な国家官僚を育ててきたわけでしょ。
官僚は独自の意見を保つ必要はなく、
決まったことをきちんと出来て、
決まったとおりに社会を動かしていくっていう、
そういう人たちを養成する。
そういう教育だったらしい。
そこでは自由な発想が生まれる余地はなく、
したがって、創発なんておこらない。

ライブラリープラザで東大生が変わるかもしれませんね。

石田

今、官僚型の、哲学者のフーコーのいう
「ディシプリン型」の国民国家っていうのは
潰れかかっているシステムで、
そういう教育したって
そういう人材を求めている市場がもはやない。
もっと自分でいろんな想像力を持って、
自由に創発できないと、
その人自身もやっていけないし、
社会だってうまくいかないんだよね。
そういう意味で違ったタイプのエリート、
エリートはエリートなんだけど、
違ったタイプのエリートを輩出しなくてはいけない
となった大学の状況、
それが今日の知識社会における
最大の大学のテーマだと思うね。
型にはめる偏差値社会の頂点にあるような
官僚養成学校から脱却して、
今の世界に適応した知的レベルの高い人達を
どうやって輩出していくかっていうのが、
東大の教育の改革の最大のテーマだと思います。
それの一助になるような、ライブラリープラザのような、
自分たちで創発をするっていう、
そういうことを支援できるような設備を
用意していくべきなんだ。
駒場の学生を見ていると、
入ってきた時は素晴らしい人がいっぱいいるのにさ。
もとはいいんだけれど、
うまく育てられているかっていうと、
さあどうかな、っていうことが残念ながらあって、
今までの人の育て方ではダメだと反省の声も多い。
就職するにしても、今では産業構造もぜんぜん違うじゃない。
巨大なコンツェルンに入って、
そこで一生かけて上昇していこう、みたいな、
一生同じ企業で、という形ではもはややっていけない。
そういう時代になったときに、
その人のコアの能力をどう育てるかということも、
全面的に再定義しないと、
不幸な人を育てるだけになっちゃうでしょ。
そういう意味で、この計画は重要だと僕は思うのです。
だから濱田総長が言っている、
「タフな東大生 」10というのも、
習ったことをリピートすればいい
というやつだけではダメだから、
ちょっとどこかへ行って冒険して、
一生懸命自分を磨いてみたらいいのではないか、
という話なのだけれど。
一般に、課題解決型の人間をどうやって作ろうかっていうのは
なかなか難しい教育テーマだよね。
「自由になりなさい」っていう命令を教師がしたのでは
生徒は自由になれないというジレンマがある。

20140418-011

大学や教師は、学生が失敗を恐れずに
いろいろなことにチャレンジできる、
自由な環境を用意することぐらいが
最大限できることだと思っている。

最後に、学生に一言お願いします。

石田

新館が出来るまで、まだ間があるんだけれど。
新図書館計画に自分たちのアイディアは出せないのか
という問いかけはときどきあります。
普通はアンケートを取るなどの方法もあるんだけれど、
こういう場合は一般的なアンケートは
あんまり意味を持っていないんですね。
ユーザに一般的なアンケートをしても、
今の枠組みの中でしか考えられないので限界があります。
環境と状況を共有してくれる人たちを募って、
いろいろな実験的な取り組みをいっしょにするとか、
そういうことがあって初めて創造的なアイディアが生まれ、
それが計画に取り込まれるということが
理想だと思うのですね。
そこで導入されたのが
学生サポーター(ACS)11という仕組みです。
意見を反映させたいと思う人は、
意見書を書くのもいいのだけれど、
ぜひとも学生サポーターになりましょう
というのが、メッセージかな。

本日は長時間にわたりお話をお聞かせ頂き、
ありがとうございました。

石田

ありがとうございました。
<おわり>

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  1. 学生の主体的な学習活動を支援するための、グループ・ディスカッションなどに適した設備と職員や院生などによるレポート作成などを支援するサービスを利用できる共有スペースのこと。近年、大学図書館などへの設置が増えている。 [Back]
  2. 受動的な講義形式の授業ではなく、グループ・ディスカッションなど学生の主体的・能動的な学習活動を取り入れた、教育・学習方法のこと。 [Back]
  3. 明治-昭和時代の建築学者。日本の鉄筋コンクリート・鉄骨構造学の基礎を築く。関東大震災後の東京帝国大学キャンパス復興計画を担当した。設計した建物群はそのデザインの特徴から「内田ゴシック」と呼ばれる。  [Back]
  4. 専門家(エキスパート)の持つ高度な知識を集積し、それを利用して問題解決を図る人工知能システム。 [Back]
  5. 加盟校は、オーストラリア国立大学、シンガポール国立大学、北京大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、カリフォルニア大学バークレー校、ケンブリッジ大学、コペンハーゲン大学、オックスフォード大学、イェール大学、東京大学。 [Back]
  6. 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(Network for Education and Research on Asia)。研究者が部局の枠を超えて集まり、学際的な視点からアジアを研究し、教育することを目指す東京大学の機構のこと。 [Back]
  7. ステファヌ・マラルメ(Stéphane Mallarmé)。19世紀フランスの象徴派の代表的詩人。ページを大胆に使い書物というメディアの限界を探った実験的詩作でも知られる。代表作に『半獣神の午後』『パージュ』『詩集』『骰子一擲』、評論集『ディヴァガシオン』など。 [Back]
  8. 2000年に東京大学に設置された、文理融合型の大学院。「情報」をキーワードに東京大学全学と流動的に連携した、ネットワーク型の組織を特徴とする。教員からなる研究組織である「情報学環」と、学生が所属する教育組織である「学際情報学府」によって構成される。 [Back]
  9. ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz)。17世紀から18世紀にかけて活躍した、近世の大陸合理主義を代表する哲学者であり数学者。微積分や二進法を確立したことでも知られる。主著に『モナドロジー』、『形而上学叙説』、『人間知性新論』など。 [Back]
  10. 濱田純一総長が中期的ビジョンとして策定した「東京大学の行動シナリオ」の中で教育の目標として挙げている、豊かな知識に加え、能動的学習などを通じてコミュニケーション力や行動力を備えた学生のこと。http://resilient.adm.u-tokyo.ac.jp/ [Back]
  11. 新図書館計画に学生の立場から参加する、学生ボランティア「アカデミックコモンズサポーター」のこと。学生自らが課題を発見する活動スタイルが特徴。 [Back]
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