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文学インタヴュー第7回 筒井康隆 (〈現代作家アーカイブ〉by飯田橋文学会)
【東京大学新図書館トークイベントEXTRA】公開収録

東京大学附属図書館では、現在進行中の新図書館計画に関連するトークイベントをシリーズで開催しています。筒井康隆氏を迎えて行われる文学インタヴュー(第7回)は、これまでに引き続き飯田橋文学会UTCP(東京大学大学院総合文化研究科附属共生のための国際哲学研究センター上廣共生哲学寄付研究部門)、東京大学附属図書館の共催により、「新図書館トークイベントEXTRA」として開催いたします。

*本イベントは映像によるアーカイブを目的とした公開収録として行われるものです。


 

飯田橋文学会〈現代作家アーカイブ〉とはtsutsui_s_1

平野啓一郎(作家・飯田橋文学会)

 

作家は、一作ごとの完成に心血を注ぎ、読者はそれを完結した世界として享受します。しかし、その一作は同時に、処女作から最新作に至る一連の創作活動の一部を成すものです。物故作家に関しては、文学史的に整理され、比較的見やすいこの事実が、現役作家の場合は、必ずしも明瞭ではありません。殊に日本の場合、 作品の刊行が複数の出版社にまたがっているのが通例で、書店でも過去作品を俯瞰して、個々の作品相互の関連性を理解することが非常に難しくなっています。 結果、膨大に溢れかえった出版物の渦中で、読者と作家との出会いは、偶然的で、刹那的なものとなりがちです。

そこで、本プロジェクトでは、作家自身に代表作を三作選んでもらい、それらを柱としながら創作活動の通史を概説・詳説してもらうことで、その作品世界の全体像を見通すことを目的としています。未知の読者にとっては、その作家の何をまず読むべきかという、単純ながら本質的な疑問に対する格好のヒントとなるでしょう。

本プロジェクトのもう一つの特徴は、そのために、活字ではなく、映像メディアによる記録を行う点です。
作家(小説家・詩人・劇作家)の言葉には、作品(小説・詩・戯曲)の言葉に劣らぬ強い力があります。そして、肉声、表情、身振り手振りといった表現のすべてに豊富な発見があります。その記録の重要性については論を俟ちませんが、残念ながら、自作について語ることに特化したアーカイヴの作成は、これまで着手されてきませんでした。

また現在、我々の情報獲得の最も一般的な方法はインターネットによる検索であり、わけても映像記録(動画)の重要性は増す一方です。ネット上で「動いて、喋っている」現役作家の姿が存在していることには、非常に大きな意味があります。 インタヴューには、原則的にすべて英訳字幕を付すこととします。それによって、国内に留まらず、世界各国の日本文学ファンからのアクセスも期待されます。 定期的に、継続的なインタヴューを積み重ねてゆくことで、本プロジェクトは、今日の文学を、その担い手の存在の記録から補完してゆく貴重なものとなるはずです。

*ポスターPDF版はこちらからダウンロードできます。


 

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